エンジニアは独立してフリーランスでも仕事がしやすい職業です。そのため、企業で正社員として経験を積んでからその会社を辞め、フリーランスに転向するエンジニアは多くいます。独立する際に重要になるのが、会社の辞め方です。フリーランスになりたてでは思うように仕事がもらえません。そこで助け舟を出してくれるのが、以前所属していた会社なのです。円満退社でなければ、フリーランスとしてのスタートダッシュは厳しいものになるでしょう。

円満退社するにはまず、抱えている仕事はしっかりと終わらすか、引継ぎをすることです。途中で投げ出しては、会社にもクライアントにも不都合です。会社はもちろん、担当しておいたクライアントも将来の顧客候補です。関わる人全員にとって、不都合が最低限で済むようにしましょう。

退職の意志は早めに伝えておきましょう。どの企業もエンジニア不足に悩まされています。1人のエンジニアの損失は大きなものになりがちです。会社に、代わりとなる人材を探す時間を十分に与えてあげることで印象を良くすることができます。

退職理由をポジティブなものにしておくことも重要です。「キツイから」「給料が安いから」といった、会社側を批判するような理由は思っていても伝えないのが無難でしょう。「新しい世界を見てみたい」「自分のスキルを磨きたい」といったポジティブな理由を伝えることで、印象を良く保てますし、状況によっては応援してもらって仕事を回してもらえることもあります。